概要
精密部品の図面では、90°や30°という角度寸法だけで、実際の面や穴軸の姿勢を十分に管理できるとは限りません。角度寸法公差は角度の数値を制限しますが、幾何公差の姿勢公差は、データムを基準として設定された公差域の中に対象形体を収める要求です。代表的な姿勢公差として、直角度と傾斜度があります。 この二つを正しく理解することは、機能に合った設計、安定した加工基準、再現性のある測定につながります。三次元測定機で数値が得られていても、データムの設定方法や測定点数が適切でなければ、組付け状態を正しく評価できない場合があります。
