不動態化処理とは
ステンレス鋼の表面には、耐食性に寄与する非常に薄いクロム濃化酸化皮膜が形成されます。切削、研削、炭素鋼工具との接触により遊離鉄が付着すると、その粒子が錆び、母材が腐食したように見える場合があります。 一般的な不動態化処理は、脱脂・洗浄、適切な薬液処理、水洗、乾燥で構成されます。工具痕を消したり、光沢を出したりすることが主目的ではありません。汚染を除去し、安定した不動態表面を得やすくする工程です。 ASTM A967/A967Mは、ステンレス部品の化学的不動態化処理で参照される規格の一つです。処理方法と確認試験は、図面または発注仕様で明確にします。