表面脱炭とは何ですか
脱炭とは、鋼の表面付近の炭素量が内部より低下する現象です。不適切な雰囲気で加熱すると、炭素が表面へ拡散し、周囲の雰囲気と反応します。圧延、鍛造、焼なまし、その後の熱処理などで生じることがあるため、最後の工程だけを原因と決めつけることはできません。摩耗や繰返し接触を受ける部品では、炭素が減った領域の焼入れ後硬さが低下し、寿命に影響する可能性があります。内部断面で硬さが合格しても、機能面の表層まで合格しているとは限りません。本記事は、現象の捉え方、検査計画、発注条件を扱います。すべての鋼種に共通する許容深さは提示しません。